写真 1
中尾山古墳と文武天皇陵との中間の丘陵南斜面に位置する。
墳丘は直径23メートル、高さ5メートル程度の二段築成の円墳であり、1972年3月21日に極彩色の壁画が発見され一大センセーションをまき起こした。
古墳は国の特別史跡に、壁画は国宝に指定されている。
内部は横口式石槨で、内法の長さは2.6メートル、巾1メートル、高さ1.1メートルであり、凝灰岩の切石をもって築造されている。
石槨内は漆喰が全面に塗られ、壁面には彩色壁画が描かれ、漆塗木棺が埋納されていた。
南面より盗掘を受けていたが、出土遺物として、人骨以外には金銅装棺金具、海獣葡萄鏡一面、銀装大刀外装具などが検出された。
これらは正倉院御物などに文化史的に近いものである。
特に海獣葡萄鏡は中国の西安市の唐墓から出土した鏡と同じ鋳型で製作された同笵鏡であることが分かり注目される。
壁画は、側壁面に男女の人物群像、四神、日、月、天井部に星宿が描かれていたが、その根本は中国の伝統的な思想を背景にしたものであり、高句麗、唐の影響が顕著に認められている。

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